社会課題と対峙し、「技術を使う/応用する」という視点を身に付ける
本ワークショップは、東京工業大学(現:東京科学大学)の講義の一つとして、「先端技術を用いた社会課題解決」をテーマに、社会起業家5名へのインタビュー調査結果を起点に、社会課題を情報通信技術をはじめとする技術でどのように解決し得るかを検討し、「技術を使う/応用する」という視点を身に付けることを目指して実施されました。
参加者は7つのチームに分かれ、起業家の提供した課題に対しそれぞれグループワークを実施しました。講義は全7回で、各回で一連のデザインプロセスで実践する具体的なプロセスやメソッドを解説する授業パートと、実践するワークショップパートをセットで進行することで、手法も身につけつつ実践する場となりました。
当日の流れ
各回の当日の流れ:
<第1回:テーマ選択>
- 先端技術を用いて社会課題解決に取り組む企業事例をインプットに、自分が取り組みたいテーマを各自で幅広く列挙する
- チームで挙がったテーマについてディスカッションの上、優先的に取り組みたいテーマを決める
<第2回:質問項目策定>
- 自チームのテーマについて、テーマを深掘る共に、解決へのアプローチを検討する
- アプローチの中で実施する、自チームのテーマに関連する活動に取り組む起業家に対するインタビュー項目設計を実施する
<第3回:インタビュー1>
- 各20~30分×2名のインタビューを実施する
<第4回:インタビュー2>
- 各20~30分×2名のインタビューを実施する
<第5回:アイディア・技術検討>
- インタビュ―結果をもとに、課題を再定義した上で、解決方法を具体的に検討する
- 必要に応じて、当該技術を研究する研究者・技術者へアクセスし、実現可能性や技術的な課題をヒアリングを実施する
<第6回:プロト作成・発表準備>
- 解決方法を実現するための「技術」を探索し、プロトタイピングを実施する
- 必要に応じて、 当該技術を研究する研究者・技術者へアクセスし、実現可能性や技術的な課題をヒアリングを実施する
<第7回:最終発表>
- 発表動画を自薦に制作して共有する
- 発表に対して、インタビューを受けた社会起業家の方からのコメントや質疑を実施する
ワークショップで実施したインタビューの様子(動画と結果ダイジェスト)を、本ワークショップ参加者限定で公開しています。
インタビューの様子:「社会起業家の声」(※アクセスにはパスワードが必要です。)
パスワードが不明な参加者は、本サイト「お問い合わせ」記載のメールアドレスまでご連絡ください。
さまざま社会課題領域において社会起業家の方がどんな思いや課題観を持って活動されているか、最前線で取り組むみなさんの声を、ぜひご活用ください。